アイドルグループ「SKE48」「乃木坂46」のメンバーだった松井玲奈さん(26)。グループを卒業し女優に転身し、髪を金色に染めイメチェンを図ったが、1か月も経たないうちに辞めてしまった。
「社会不適合だ」「仕事のことを考えてない」と言われたからだという。AKBグループ時代は清楚なロングの黒髪がトレードマークであり、そのままでいてほしいというファン心理がある一方で、アイドルを卒業し女優になったのだからAKBオタクの意見に惑わされずに「金髪のまま踏ん張るべきだった」といった感想も出た。
アイドル時代の自分と決別したい?
松井さんは2018年1月9日、「美容院へ行ってきました」とブログを綴った。年末に仕事に支障が出ないことを確認し金髪にしたけれども、ファンから社会不適合だ、仕事のことを考えてない、本気じゃない、と言われたという。
「昔の方が好きと言われてしまうのはしょうがない。今の私に魅力が足りないんだと思います」
とした。そして、仕事をする上で見た目は大事かもしれないけれど、大切なのは人間の中身であり、人間性が好きだと言われる人になりたいし、誰かに好かれる自分ではなく、自分が好きになれる自分でいたい、と、イメチェンが短期間で頓挫することになったことを愚痴った。
松井さんは08年に「SKE48」オーディションに合格し選抜メンバーとしてデビュー、センターも務めた。14年からは「乃木坂46」メンバーとしても活動する。卒業したのは15年8月で、女優の道に進んだ。松井さんがトレードマークだったロングの黒髪をボブヘアに変えたのは16年1月。ドラマ「フラジャイル」(フジテレビ系)に出演するためで、「役者業を突き進む決意が伺える」などとメディアで報じられた。ではどうして17年末に髪を金色に染めたのか。それはアイドル時代の自分との決別だ。18年1月15日から放送のドラマ「海月姫」(フジテレビ系)の出演が決まり、「月9」ドラマ初出演だと気合が入っていた。役は鉄道オタクの「ばんばさん」で、アフロのカツラを被って登場する。
松井さんは金髪にした理由を、
「自分の仕事に支障がない範囲で、新しい自分、好きな自分を探したい」
とブログに書いている。アイドル時代の清楚なロングの黒髪とは全く違ったイメージだ。しかし松井さんはファンから批判を浴びることになってしまった。