成人の日にあたる2018年1月8日、AKB48グループの新成人メンバーが「アキバの守護神」とも呼ばれる東京・外神田の神田明神で、あでやかな振り袖姿を披露した。
今回は、恒例の「選抜総選挙」で上位にランクインしたメンバーが集まり、HKT48の宮脇咲良さん曰く「黄金世代」。「全盛期をもう一度」と、グループの再興を誓っていた。
例年は「はざま世代」「遅咲き世代」「花咲か世代」...
今回の新成人メンバーは1997年4月2日~98年4月1日生まれの41人で、09年にAKB48グループが成人式イベントを始めてから最も多い。この41人のうち、17年に行われた「選抜総選挙」で最も上位だったのはHKT宮脇さんの4位で、NMB48の白間美瑠さん(12位)、AKB48の岡田奈々さん(9位)、高橋朱里さん(11位)、向井地美音さん(17位)、小嶋真子さん(24位)、NGT48の中井りかさん(23位)らエース級が顔をそろえた。
例年は「はざま世代」(2015年)、「遅咲き世代」(2016年)、「花咲か世代」(2017年)と比較的控えめなネーミングが続くなか、今回は強気な「黄金世代」。
宮脇さんは
「『黄金世代』というのは自分たちから言うものではないと思うんですけれども...」
と、一応の前置きをしながら、
「本当にこの成人メンバーは、どのグループも才能がある、未来のあるメンバーばかりだと思っているので、AKB48の全盛期を、もう一度、このメンバーでつくりたいと思っています。なので、みんなで黄金世代と呼ばれるように頑張っていきたい」
などと意気込んだ。
向井地さんも、かつてのAKBが実現した日本レコード大賞や東京ドームコンサートを「夢」として挙げ、
「AKB48は、2018年もずっと夢を追い続けるグループでありたい」
と話した。
指原ファンも「『今年は』応援するよ」
宮脇さんは18年の選抜総選挙で1位を目指す。指原さんが13年に初めて1位を獲得した際は、12年の4位からジャンプアップした。宮脇さんは17年は4位で、「いろんなジンクスにあやかって1位をとりたい」と話す。
宮脇さんは17年12月放送のバラエティー番組「ダウンタウンDX」(読売テレビ系)で、18年は不出馬の指原莉乃さん(25)の票を取り込むことで1位を狙いたい考えを明かしており、
「最近、タウンタウンDXさんのおかげで、黄色いおじさん(編注:指原さんのファン)が(握手会の)レーンに並んでくださるようになって、『今年は応援するよ』と言ってくれたので、今年まではさっしーのファンの方も応援してくださるんじゃないかと思うので、今年がラストチャンスなつもりで、1位を目指したいと思います。私のファンの方も頑張ってください」
と分析。指原票が「18年限り」だとみて、自分のファンにも発破をかけていた。
NMBの白間さんも
「私も1位狙いたいです」
「次は(NMBに続いて)AKBのセンターを取れるように頑張りたい」
と名乗りを上げ、上位7位の「神7(セブン)」を目指す向井地さんは
「この世代で1位を奪い合ったらすごく面白くないですか?41人全員1位を狙って大波乱の総選挙にしちゃいたいなと思います!」
と盛り上げた。
成人式イベントにはHKT48の冨吉明日香さんを除く40人が出席。主催者は欠席理由を「諸事情」とのみ説明した。