中国の電気自動車は失速する  既に現れた、これだけの「前兆」

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拡散される「私はどうして電気自動車はクズだと言うのか」

   価格の強みがなくなり、単にナンバープレート取得が容易であるという要素だけでは、電気自動車の需要増加を支えるのは難しいだろう。

   既にEVの使用については現在、電池の持続性、充電の利便性、運転体験、快適度、安全性、修理の利便性などで、徐徐に不満足という結果が明らかになりつつある。そのうえ、価格の強みも失われるとなると、EVの評価は大きな影響を被るだろう。

   2017年12月中旬、「私はどうして電気自動車はクズだと言うのか」という文章が、微信(We Chat)上で李広泛氏の「朋友圏(友人グループ)」に「転送」された。この文章は微信公式アカウント「根叔説車」に発表されたもので、この公式アカウントは自動車業界内では非常に知名度が高い。

   実際にこの文章が初めて発表されたのは2016年8月27日で、当時は「根叔説車」ミニブログと他の一部のメディアのページに転載されていた。統計によると、初掲載から数日間でクリック数がたちまち1000万を超えたという。どうしたことか、それから1年以上たっても、この文章はまた新たに「転送」され始めている。

   「転送」は、一種の支持の態度表明である。この文章の内容を細かく紹介する必要はないが、表題を見れば何を言っているかは一目瞭然で、微信やミニブログのコメント欄をみると、この見方を支持する人が圧倒的多数のようだ。

   さらに『ウォールストリート・ジャーナル』の11月20日の報道は、2017年11月18日に開幕した広州モーターショーで、多くの自動車メーカーが発表した電気自動車は、予想に反してさほど熱い反応を得られなかったという。

   広州モーターショーにおけるEVに対する冷淡さは、2018年の市場が芳しくない、もうひとつの明らかな前兆と考えられる。

(在北京ジャーナリスト 陳言)

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