「我慢しきれず出ちゃったという感じに...」
今回の総見の様子は、1月5日当日の情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)でも紹介された。総見の稽古映像を交え、白鵬が「苦言を呈されていた張り手」を出したとして話題にのぼると、東京相撲記者クラブ会友の大見信昭さんが
「くせがなかなか抜けきれないんですね」
と感想をもらした。コメンテーターのジャーナリスト、木村太郎さんは
「横審がこの場で何か注文つけないと、いけないはずでしょ」
「ここで(注意を)言わないでどうすんの、横審は」
と、約2週間前の横審会見の内容を踏まえ、横審に苦言を呈した。
相撲リポーターの横野レイコさんは、
「(張り手を)やめようとして、(正代と)6回やって我慢しきれず出ちゃったという感じに...」
と、白鵬の「やめよう」とする姿勢を評価したが、
キャスターの安藤優子さんは
「でも、あれだけ(注意を)言われてねえ」
と、張り手を出したことに納得がいかない様子だった。
先の朝日記事などによると、白鵬は稽古後、無言で国技館を去った。
もっとも、今回の総見での白鵬の「張り手」をめぐっては、見解の相違がある。同じ5日放送の「Nスタ」(TBS系)では、東京相撲記者クラブ会友の大隅潔さんは、白鵬の7番について「張り手(やかち上げ)はなかった」と解説した。該当場面の映像を見ても若干微妙で、先の報知記事では、見出しと前文で「張り手」とある一方、本文部分では「相手の顔をなでるような張り手」といった表現もあった。