ランニングメニューは「長くても15分ぐらい」
このように、MLB選手のトレーニング法を引き合いにしてランニングの重要性を述べた落合氏の意見に反論したのが、以前からツイッターやテレビ番組などで「走り込み不要論」を唱えているダルビッシュだった。
ダルビッシュは1月3日深夜のツイートで、上述した落合氏と金本監督の対談記事のURLを紹介しつつ、MLBでの日々のトレーニングについて「短、中距離のメニューは組み込まれているけどかけてる時間は長くても15分ぐらい」と言及。その上で、
「アメリカの選手の方が走るとか絶対にないんだけどなぁ」
と落合氏の意見を否定した。
その直後に投稿したツイートでダルビッシュは、
「『走り込みが足りない!走れ!』それでもダメだと『投げ込みが足りない!投げ込め!』
それでもダメだと『精神的に弱い!もっと走れ!』の無限ループ」
とも言及。落合氏が対談記事の中で述べた藤浪の「再生法」を暗に否定したようにも捉えられる言葉を投稿したのだ。
また、10年以上前にはMLBでも投手のランメニューを重視している球団があった、との一般ユーザーからのリプライ(返信)に対し、ダルビッシュが「少なくとも自分が来て所属したチームや他チームの選手から聞いたところだとそこまでしていないと思いますね」と返す一幕もあった。
こうしたダルビッシュ投手の持論について、ツイッターやネット掲示板には、「ダルビッシュさんが言うと、説得力があります」「でも落合さんの言ってる事結構説得力あると思うけどなぁ」といった賛否の分かれた意見が出ることになった。そのほか、
「ぜひダルビッシュさんが落合さんとガチで対談する企画を願います」
との書き込みも目立っていた。
また、ダルビッシュが藤浪との合同自主トレを1月中に実施する予定だとしていることから、
「藤浪にメジャーで得た知識を教えてあげてください」
「藤浪投手にアドバイスをお願いできないでしょうか?」
といった阪神ファンからの期待の声も寄せられていた。