地上波初放送されたアニメ映画「君の名は。」は、コラボしたCMもネット上で大きな反響を呼んでいる。
「君の名は。」は、テレビ朝日系で2018年1月3日夜に放送されることが発表されると、期待の声とともに、CMの挟み方などにもネット上で注文が付いた。
Z会は監督ゆかりのアニメ、ソフトバンクは映画と絡めた展開に
そして、いざ放送されると、ほぼノーカットだったことや、タイミングのいいCM挿入、余韻を壊さない特別エンドロールが好評を集めた。
それとともに、いくつかのCMが「君の名は。」と関連づけるものだったことも話題になった。
最初の通信教育「Z会」のCMは、映画の続きのような内容だった。お互いを知らない高校生の男女が「Z会」を通して人生が交差していくというストーリーで、これは、2014年のテレビCM「クロスロード」のフルバージョンだ。CM自体を「君の名は。」の新海誠監督が手がけており、映画が生まれるきっかけの1つにもなっている。
さらに、次のソフトバンクCMでは、「君の名は。」に直接絡めた展開になった。
白戸家の人々が次々に入れ替わり、「誰が誰だか分かんない」「一体誰が誰なんだ」と皆で顔を見合わせ、「君の名は?」と声を上げるといったストーリーだ。このCMは、ソフトバンクの公式ツイッターでも、動画が限定公開され、3万件以上も「いいね」が付いている。
ツイッター上などでは、「CMの時間をこんなに楽しめたのは初めて」「映画中CMって邪魔でしかなかったけど、ワクワクに」などと好意的な反応が相次いでいる。「本当、CMもトイレ行けなくてどうしたらいいん?」などと悲鳴も上がったほどだ。