「信頼を回復するには長い年月がかかる」
参拝に行きたくないという人からは、「縁起が悪いところへ正月早々行きたいとは思わない」「御利益あるの?普通の感覚なら行かない」「殺傷事件は神と直接的な関連がないとはいえ、そう簡単に割り切れるものではない」といった声が上がった。
一方、参拝に理解を示す声も出ている。「事件と神様は別だ」「氏子の人は長い付き合いの神様に新年のご挨拶くらいはしたいでしょ」「参拝からしたらこれぐらいの方がいい」などだ。中には、運気は今が底だからお守りは買い時といった声もあった。
富岡八幡宮では、初詣前に、氏子らを招いて事件現場でお祓いをしている。ホームページ上では12月25日付で、「氏子崇敬者の皆様はじめ世間一般の多くの皆様の信頼を回復するには長い年月がかかることと存じますが、謹んで日々の神明奉仕に励み、日ごと・月ごと・年ごとの祭典神事を積み重ね、神社のあるべき姿を求め続けて、倦まずたゆまず社務に励むことが何より大切なことと存じます」と宮司代務者名で書いている。