「スタッフの中に欅坂ファンがいた...!?」――。第94回箱根駅伝の中継は、最後にインターネットを騒然とさせるまさかの出来事が起きた。
駅伝で使う「襷(たすき)」と、「欅(けやき)」の漢字は「つくり」が同じだ。
「俺がヲタクだからそう見えただけ??」
2018年1月3日に放送された「SAPPORO新春スポーツスペシャル第94回東京箱根間往復大学駅伝競走」(日本テレビ系)は、全21チームがゴールした後の放送終了直前、今大会のハイライト映像が放映された。優勝した青山学院大をはじめ、200キロメートル超の道のりを激走する選手たちの映像に、その戦いを称えるテロップが出された。だが、「母校の『誇り』と仲間との『絆』」の次に出た表記で、多くの視聴者が異変に気付いた。
「全てを胸の『欅』に込めて―」
「欅」の読みは「けやき」。駅伝を象徴する「襷(たすき)」と表示するはずだったのだろうか、漢字の「へん」が異なる。「欅」の字は、2017年のNHK紅白歌合戦にも出場したアイドルグループ「欅坂46」に冠されていることで、ここ最近認知度が増している。そのためツイッター上では
「箱根駅伝スタッフの中に欅坂ファンがいた...!?」
「箱根駅伝のエンディング、襷じゃなくて欅に見えたんだが...スタッフに欅坂のファンでもいるのだろうか?」
「箱根駅伝のエンディングの文字が襷じゃなくて欅になってた 欅オタがいたのかな?」
「めっちゃいい感じになってんのに『全てを胸の"欅"に込めて...』になってなかった??俺がヲタクだからそう見えただけ???」
といった声が続出した。また、「欅って書いてたけど手書き入力なの?」「箱根駅伝の中継、テロップで襷が欅になってたけどどういうわけでこうなっちゃうんだろう。たすきと打って変換してるわけじゃないのか?」と、表示の原因を気にする声もあった。
一方、「欅坂46」が活動開始したのは2015年。中には、「襷が欅になってるのすぐ気がついたけど、2年前だったら誰も絶対気づかんだろうし気にしないだろうね」と見る向きも出ていた。