「うわぁぁぁぁ」あと5秒、目前で無情の繰り上げスタート 箱根駅伝、国学院・熊耳崩れ落ちる

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   鶴見中継所を目の前にしてわずか5秒届かなかった。

   国学院大は2018年1月3日の第94回箱根駅伝で、10区・江島崚太(3年)が繰り上げスタート。9区・熊耳智貴(くまがみ・のりき、4年)は崩れ落ちた。

  • 国学院大が10区で繰り上げスタートとなった(画像は国学院大陸上競技部の公式ウェブサイトから)
    国学院大が10区で繰り上げスタートとなった(画像は国学院大陸上競技部の公式ウェブサイトから)
  • 国学院大が10区で繰り上げスタートとなった(画像は国学院大陸上競技部の公式ウェブサイトから)

「繋ぐランナーが目の前にいてですからね...」

   トップから18分47秒差で8区からタスキを受け取った9区・熊耳。10区につなぐ鶴見中継所で事は起きた。

   繰り上げスタートとなるトップからの20分差まで残り30秒となった。あと約200メートルのところ、最後の直線で熊耳の姿は見えた。繰り上げを待ちスタートラインに並ぶ7人のランナーの中で、国学院の10区・江島はしきりに後ろを振り向いた。

   熊耳のフォームはバラバラ。どうにかタスキをつなごうと必死に手足を振ってもがいた。だが、あと20メートルほどの所で繰り上げスタートのピストルが鳴った。

   よろめきながらも、熊耳は5秒遅れで鶴見のラインをまたぐと倒れ込んだ。スタッフに抱えられ、酸素をもらいながら抱えられていった。9区までつないできた国学院のタスキは最終区で途切れることとなった。中継を見ていたツイッターユーザーは

「目の前でスタートされるのは見ていても辛いよね」
「国学院は繋ぐランナーが目の前にいてですからね...切ないですわ」
「国学院の9区ランナー...泣いても泣き切れんかったやろなぁ...」
「国学院の繰り上げ見て、うわぁぁぁぁぁって叫んだ人は多いと思う」

とやりきれない思いを吐露している。

   明暗が分かれた大学にも注目が集まった。中央大は繰り上げスタート目前、トップから19分21秒差で間一髪、9区・池田勘汰(1年)から10区・竹内大地(4年)に14位でタスキをつないでいた。そのため視聴者は、

「ぐおお、国学院のタスキが途切れたあ!中央大はギリギリつなげられた」
「14位中央までかぁ。15位の国学院もなんとか行けそうだったんだけどなぁ、せつない」
「復路の鶴見中継所、中央と国学院の明暗があまりにくっきり分かれてて辛い......」

といった声をあげていた。

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