都会のど真ん中でキノコ汁
交流は行列内だけにとどまらない。
「iPhone4くらいから、『これから並びます』とか『暇』とかツイッターで実況を始めたんです。そうしたらツイートを見てくれた人がわざわざ話にきてくれたり、差し入れを持ってきたりしてくれるようになったんです。輪がどんどん広がっていきました」
「思い出深いのが、ラーメン屋の店長が閉店後に丸々1本のチャーシューとメンマ1キロを持ってきてくれたことですかね。いやー驚きましたよ。さすがに一人で食いきれないから列のみんなで一緒に食べました」
「iPhoneXのときなんて、深夜2時ごろに千葉から主婦が車でふらっとやってきて、タオルをぐるぐるに巻いた土鍋を持参してきたんですよ。なにごとかと思ったら、中は土鍋で炊いた白米(!)。その場で塩おにぎりを作ってくれて、キノコ汁もセットで振る舞ってくれました。大都会のど真ん中であんなことできないですよ、普通(笑)。みんなの厚意には本当に感謝しかない」