2018年元旦のテレビは、毎年恒例の演芸番組が編成された。東西の人気者が集まり、初笑いを届けるなか、あるベテランコンビが話題になっている。
それは「なんでだろう」のネタで知られる「テツandトモ」。海老一染之助・染太郎に代わる、新年の「縁起物」として注目され、一時ツイッターのトレンド欄に入った。
「紅白ジャージ」で登場
テツトモのふたりは、18年1月1日の「爆笑ヒットパレード」(フジテレビ系)に出演した。赤ジャージのテツさん(47)はそのままだが、トモさん(47)はいつもの青ジャージを白に変え、縁起を担いだ「紅白ジャージ」で登場。ネタ中ではたびたび、今年で年男(48歳)になるとアピールしていた。
「なんでだろう」の曲中には、テツさんが自らのあごにマイクスタンドを乗せ、おなじみの手を交差する振付を披露する場面も。まるで曲芸のようなパフォーマンスに、ツイッターでは、
「テツトモの安定感好き」
「テツトモ老けへんな~」
「テレビつけたらテツトモが紅白カラー」
といった反応が出た。そんななか、こんなつぶやきも多数投稿されていた。
染之助さんが昨年末に死去
「お染ブラザーズ並みの安心感」
「テツトモは、もう染之助染太郎状態」
「ひょっとしたら染之助染太郎のポジションとるのはテツトモなのかも」
海老一染之助・染太郎は1946年、弟・染之助さんと、兄・染太郎さんによりコンビ結成。伝統芸能「太神楽(だいかぐら)」の曲芸で知られ、「おめでとうございまーす!」の掛け声とともに、新年の演芸番組に欠かせない存在だった。しかし2002年に染太郎さんが死去。染之助さんは1人で活動を続けてきたが、17年12月に83歳で死去した。彼ら「お染ブラザーズ」の亡き後、「正月に欠かせない存在」の後継者として、テツトモに期待する声は多いようだ。