「漫画村」というキーワードでツイッターを検索すると、こんな投稿が次々と引っかかる。
「オススメ(の漫画)は『××××』(中略)漫画村って検索すればそこから全部読めますよ」
「危ない!買うとこだったww漫画村で××××読めるの?」
「全巻漫画村で読んだけど、今まで読んだマンガの中で一番好き」
「漫画買おうと言ったら学校の子に『そんなの漫画村(?)で読めばいいじゃん』と言われた...」
「学校でも流行ってるわ漫画村」
つぶやきの主には、プロフィール欄の内容などから、中学生や高校生と見られる低年齢のユーザーも少なくない。
「画像の保管元は漫画村と一切関係ありません」と説明
ツイートにある「漫画村」は、最近注目を集めているウェブサイトだ。サイトを見ると、「名探偵コナン」や「ONE PIECE」、「進撃の巨人」といった人気漫画が、当たり前のように掲載され、「無料で」閲覧することができる。見開き型のビューアーなども備えられており、一見すると出版社などが運営する公式のサービスにも見える。
しかし、これらの漫画は著作権者に無断でアップロードされたものだ。運営者は「漫画村はネット上に落ちている画像を機械で収集して保存しているウェブ型クローンサイトです」と称し、「10月以降漫画村自身のサーバーには画像を保管しなくなりました。また画像の保管元は漫画村と一切関係ありません」と説明、あくまで他者がアップした画像をまとめているだけ、という体裁を取り、「漫画村は日本国内のいかなる企業・個人との関わりはありません」と主張するが――。