ライブ動画配信サイト「ニコニコ生放送(ニコ生)」のクリスマス特番で、共演者を過剰に煽って激怒させたお笑いコンビ「ニューヨーク」の2人が、それぞれのツイッターで放送中の振る舞いを「謝罪」した。
放送直後にその共演者本人が激怒したことを謝っていたほか、ニコ生を運営するドワンゴも公式サイトでお詫び文を掲載していた。そうした中でのニューヨークの謝罪だが、どう受け止められたか。
激怒した出演者に「怒って手震えてる!」
ニューヨークの嶋佐和也さん(31)と屋敷裕政さん(31)は2017年12月28日23時、それぞれのツイッターアカウントで以下の謝罪文を投稿した。
「パンツマンさんご本人に電話での直接謝罪を希望致しましたが、パンツマンさんからのご要望によりツイッターを通して謝罪をさせて頂きます。先日の【ニコめし】でパンツマンさんに不快な思いをさせてしまいましたこと、お詫び申し上げます。 ニューヨーク 嶋佐和也 屋敷裕政」
発端は12月23日のニコ生特番「【ニコめし】独りでも寂しくない!聖夜のクリスマス飯!!」。素朴な家庭料理の動画投稿で「ニコニコ動画」において人気を博す「パンツマン」こと神崎嘉宏さんが、オリジナルレシピを披露した。出演したニューヨークは神崎さんに「ニコ生だから人気あるかもわからないですけど地上波ダメなタイプ」と言ったほか、キッチンで懸命に調理する神崎さんに対し、カウンターテーブルから「これチキンすよね? パンツマンさんが飼ってた犬とかじゃないですよね?」などと発言。
そして、ニンジンを輪切りする神崎さんにニューヨークの2人が「遅えええ!おっせぇ!」「おっそ!」とその切るスピードにツッコむと、神崎さんは「お前がやれよ!」と激怒。手元の物を投げたが、ニューヨークは「食べ物投げたぞ!」「怒って手震えてる!」と笑っていた。ツイッターでは放送中から「あれは芸ではなく、ただのいじめだ」などと批判が相次いでいた。
先に謝ったのは神崎さんだった。放送後の24日未明、ツイッターで「生放送をご覧頂いた皆様放送中にぶちきれて申し訳ありませんでした」と謝罪。また、ニコ生を運営するドワンゴも25日、「パンツマンさまをはじめ、出演者の皆さま、ご視聴されていた皆さまがご不快な思いをされたことについて、深くお詫びいたします」とするお詫び文を公式サイトに掲載した。
合計1000件を超えるリプライが
その後で投稿されたニューヨークの上記謝罪文だが、放送からすでに約5日が経過していたことに加え、2人の投稿が一字一句同じでどこか淡々とした文章であったことなどから、嶋佐さんに600件超、屋敷さんに400件超届いたリプライには、
「何の誠意も感じないよ」
「自発的な気持ちが一欠片も感じられません。さようなら。ニューヨーク」
「やっと謝罪かと思ったらコピペ&反省してるようには全然見えない文...。もうダメでしょ...煽りにしか見えないよ」
など手厳しいものも目立つ。
ただ、中には
「まあ謝ったからこれ以上の詮索はしないわ」
「これからも応援してます」
「今後はこれを糧に真摯に取り組んでいただけることを期待します」
といった激励も届いている。