2017年12月31日に放送される「第68回NHK紅白歌合戦」。通算30回目の出場となる歌手の郷ひろみさん(62)は「2億4千万の瞳~GO! GO! バブルリミックス~」を歌う。
バブル時代の勢いそのままの、ユーロビート風の一曲にリハーサルの段階でも大きな盛り上がりをみせた。後に行われた郷さんへの囲み取材では、バブル時代の話に花が咲いた。
登美丘高校の生徒たちとともにパフォーマンス
郷さんは紅白歌合戦への出場が今回を含め30回となり、今回の出演者の中では五木ひろしさん(47回)と石川さゆりさん(40回)に次いで出場回数が多い。
今回歌うのは84年2月にリリースされた「2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン~」のバブルリミックス版だ。「バブリーダンス」で世間の注目を集めた、大阪府立登美丘高等学校のダンス部の生徒たちのダンスとともにパフォーマンスを披露する。
リハーサルの途中では、91年に開業した伝説的なディスコである「ジュリアナ東京」を彷彿とさせる、羽付き扇子(通称:ジュリ扇)を持って踊る姿を見せるなどのパフォーマンスも見られた。リハーサル後の囲み取材で郷さんが語ったところでは、当日の衣装は「扇子(ジュリ扇)以上に派手」だという。
登美丘高校の生徒たちのダンスは「高校生とは思えないくらい」と絶賛し、「本番が楽しみ」と期待を膨らませた。格好には大人らしさを感じるが、素顔は高校生の可愛らしさを持っていて、「その落差が大切」とし、そういった「落差」で「見ている人もドキッとする」と語った。また、そういったなかで一年の終わりを迎えられることについては「凄くいい形で終わっていくんじゃないかな」と好意的な様子を見せた。
郷さんは2016年の紅白歌合戦で女優の土屋太鳳さんと踊った妖艶なダンスが話題になったことがあり、17年もダンスの要素が入っていることに、「NHKは何ですかね、どうしても僕を踊らせたいんですかね」と述べた。ただ、続けて「抵抗なく僕も踊っているんですけど」と語り、報道陣の笑いを誘った。