報道陣ねぎらうのは「人として最低限の礼儀」? 貴乃花親方にメディア側から「苦言」飛び出す

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宮本和知「黙ったままだと分からない」

   このように、貴乃花親方の報道陣への対応について「苦言」を呈しているのは、今回のサンスポのコラムだけではない。

   12月25日放送の情報番組「ミヤネ屋」(フジテレビ系)では、元プロ野球選手の宮本和知(かずとも)氏が、「(日馬富士の暴行)事件が起きてもう2か月でしょ。ここまで長くなっているのは、やっぱり貴乃花親方が口を閉ざしているということですよね」と切り出した。その上で、

「一番迷惑しているのは、やっぱり貴乃花部屋の近所の方々だと思う。毎日毎日、報道関係者があそこにいるわけですから。そういった意味では、(親方が)貴ノ岩関の聴取の結果はいつどこで発表します、とか言ってくれないと。やっぱり、黙ったままだと分からないですよね。報道関係の方も、こんな寒い中でずっと待っているわけですから、何か一言ないと」

と親方のマスコミ対応に苦言を呈した。

   この日の中継では、貴乃花部屋前に集まった報道陣がトラブルを招く事態も起きた。

   25日放送の「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」で、貴乃花部屋前の様子を伝えた生中継の模様が「プライバシーの観点から失礼な放送」だったとして、番組MCを務める石井亮次アナが謝罪したのだ。

   同番組では、14時頃から男性リポーターが貴乃花部屋前の様子を生中継で伝えた。その際、部屋の関係者が出入り口のドア越しに「カメラを回さないでください」と要求する場面があった。

   しかし、番組ではその後も約2分間にわたって部屋の前での生中継を続けた。なお、この中継では、リポーターが「女将さんの車です」と伝えた車のナンバーがハッキリと映る場面もあった。

   こうした中継のトラブルについて、番組後半では石井アナが「関係者の方にプライバシーの観点から失礼な放送となってしまいました」として、「関係者の皆様にお詫び申し上げます。大変申し訳ありませんでした」と謝罪していた。

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