タレントや歌手として活躍する神田沙也加さんが、マネジャーからのメールを開いて読んだ瞬間、「悲鳴を上げて泣き崩れ」たエピソードをクリスマス当日のブログで披露した。
神田沙也加さんといえば、2014年に公開され大ヒットとなったディズニー映画、ミュージカル・アニメーション「アナと雪の女王」で王女アナ役の日本語吹き替えを担当し、歌唱部分を含め声優として高い評価を受けたことが記憶に新しい。俳優の神田正輝さんと歌手の松田聖子さんの娘としても知られる。そんな沙也加さんに何が起きたのか。
「マイ・フェア・レディ」のヒロイン、イライザ・ドゥーリトルを演じることに
沙也加さんは2017年12月25日に更新したブログで、
「マネさんのショートメールを開いた瞬間、悲鳴を上げて泣き崩れる、というプチ事件を起こしてしまいました」
と明かした。実は、とても嬉しいニュースを受け取ったからで、「東宝ミュージカル『マイ・フェア・レディ』」のヒロイン、イライザ・ドゥーリトル役を務めることになったのだそうだ。
25日は情報解禁日で、ブログには既にできあがったポスターも載っており、華麗に着飾った沙也加さんの姿や、都内で18年9月16~30日に開催されるという情報が確認できる。先の「マネさんのショートメール」が届いたのは、以前の話だ。ブログによると、17年3月後半から4月上旬にかけて公開されたミュージカルの「お稽古中の最中」だったそうだ。
沙也加さんが「悲鳴を上げて泣き崩れる」ほど喜んだのにはワケがある。これまで、「いつかやりたい役は?」と質問されると、
「『マイフェアのイライザ』と答え続けて来ました」
というほど、念願の役だった。長年、大地真央さんが演じていたミュージカルの同役を、「せりふも歌詞も暗記してしまうくらい何度も観劇し続け」、東京公演だけでなく、地方公演にも足を運んだ。映画も何度も観たそうだ。
「大きな夢が現実になりました」
「マイ・フェア・レディ」は、アメリカのブロードウェイでロングランの大ヒット・ミュージカルとなり、1964年には、オードリー・ヘプバーンさん主演で映画にもなった。日本でもミュージカルとして公演を重ねている。内容は、言葉遣いがとても上品とは言えないイライザをレディに仕立てることができるか、と言語学者らが賭けをして――といった筋立てだ。
沙也加さんは今回のブログで、
「大きな夢が現実になりました」
などと、大役に向けた喜びと責任感を綴っている。