明石家さんまさん(62)が、女優・桐谷美玲さん(28)さんへ「DNAもらってこい」と発言したことが、ネットで「セクハラでは?」と物議を醸している。
さんまさんは2016年、サッカーのクラブ世界一を決める大会「FIFAクラブワールドカップジャパン2016」(クラブW杯)の特別番組で桐谷さんと共演。レアルマドリード(スペインリーグ)のスタープレーヤー、クリスティアーノ・ロナウド選手をめぐり、桐谷さんに冒頭のセリフを投げかけたという。
「今夜...ロナウドに抱かれておけ」
桐谷さんは2017年12月24日、さんまさんが司会を務める「行列のできる法律相談所」(日テレ)の「クリスマスザンゲSP」の生放送に出演した。
番組は、ゲストが2017年の「罪」を懺悔する企画を放送した。桐谷さんの番になると、ナレーションが「(桐谷さん)自身の懺悔はないが、『懺悔してほしい人ならいます!』」と説明。2016年クラブ杯での出来事がVTRで流れた。
それは、レアル・マドリードの試合当日のことだ。中継キャスターを務める桐谷さんは、キックオフ間近で緊張していたという。試合会場のエレベーターに乗り込むと、バッタリさんまさんと出くわした。
さんまさんは緊張をほぐそうとしたのか、桐谷さんにこう話しかける。
「桐谷...今夜...ロナウドに抱かれておけ」
エレベーターの中は静まり返り、桐谷さんは絶句。さんまさんはさらに追い討ちをかけるかのように、
「未来の日本代表のためにロナウドのDNA、ゲットしてこい!」
と続けたという。
「信じられない一言」「最低の下ネタだった」と、ナレーションはこのエピソードを紹介した。
北村弁護士「完璧なセクハラですよ」
お笑い芸人の東野幸治さんがVTR放送後、さんまさんの「抱かれておけ」発言に水を向けると、本人は
「おれは真剣に言うたんや。ロナウドのDNAが日本サッカー界に必要や、と。下ネタでも何でもないねん」
とコメント。
桐谷さんが「緊張感ただよっている、2時間ちょっとの生放送本番前ですよ。関係者がいっぱいいる中で、あんなこと言われて私、どうしたらいいんですか」と訴えるも、
「芸能界の先輩の言うことを聞いてくれたらいいねん」
と笑いに逃げた。
だが北村晴男弁護士が「完璧なセクハラですよ」と指摘するなど、共演者らは「セクハラ」などと声を上げる。
さんまさんはこれを受け、
「いや、僕が育てるんですよ」「ロナウドの子どもやで」
と発言してひな壇のブーイングに拍車をかけた。
さんまさんの一連の発言をめぐっては、ツイッターで
「明石家さんまがサッカーのキャスターやってる桐谷美玲に『今夜ロナウドに抱かれとけ、日本代表のためにDNAもらってこい』って言った件、普通にセクハラでは?」
「ロナウドのDNA云々の話は、普通にさんま最低だろw」
「さすがに明石家さんまの『日本の未来のためにロナウドのDNA入手してこい』みたいなセクハラ発言にはドン引き」
と厳しい指摘が相次いだ。
一方で、
「何で昨年の件を今更問題視する?」
との声や、あくまでテレビ上の演出に過ぎないという見方もある。