ドワンゴ川上会長退任 新規事業と技術開発に注力

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   動画共有サイトのニコニコ動画を運営するドワンゴは2017年12月21日、同社の代表取締役会長の川上量生氏(49)が同日付で退任し、代表権を持たない取締役CTO(最高技術責任者)に就任したと発表した。ニコニコ動画は画質をめぐる批判が相次いでおり、12月22日には川上氏は責任者を退いていた。後任の責任者は栗田穣崇取締役が務める。

   発表では、川上氏の退任の経緯について「AIに代表されるように過去に類を見ないスピードで技術革新が進んでいく中、IT(web事業)を事業の柱の一つに据える当社として、技術力の向上という経営上の最重要課題にいかに取り組むかということを考え続けておりました。新技術の開発に、より集中することがグループの価値を極大化できるという結論に至りました」と説明している。

   川上氏は

「今後は、新規ビジネス及びそれを支える技術の開発に一層注力してまいります。niconicoの運営とサービスはドワンゴ取締役の栗田穣崇が責任者としてユーザーの皆様と向き合い、ユーザーとともに作り上げるniconicoの原点に戻って改善を進めてまいりますので、どうか引き続きご期待いただきますようお願い申し上げます」

とコメントを出した。

   川上氏は1997年にドワンゴを設立して社長に就任。2000年から会長を務めていた。

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