「米当局がUFO調査」証言と関係あり? リポーターがラスベガスで見た「飛行物体」の正体

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   UFO(未確認飛行物体)の数々の目撃情報について、米国防総省が予算を投入して秘密裏に調査を行っていた――調査計画担当の元高官による、こんな証言を米有力紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などが報じた。

   米メディアの報道をうけ、国内でもNHKなどが内容を紹介。ワイドショーでも取り上げ、中にはUFOをつい最近目撃した、という自身の体験情報を映像とともに報告したリポーターもいた。

  • ラスベガスの飛行物体はUFO?(画像はイメージです)
    ラスベガスの飛行物体はUFO?(画像はイメージです)
  • ラスベガスの飛行物体はUFO?(画像はイメージです)

調査計画は2007年から12年まで、予算は約2200万ドル

 

   朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)は2017年12月21日、冒頭からUFOの話題を取り上げた。紹介したのは、NYTなどの報道内容だ。

   NYT(電子版)は16日、米国防総省の元調査担当者らの話として、2007年から12年まで、約2200万ドル(25億円程度)の予算を投入し、米軍内で報告されたUFOの目撃情報の調査計画を実行していたと報じた。当時与党だった民主党のハリー・リード上院議員(当時)が主導し、予算計上に至ったという。

   この調査計画の対象には、04年に米海軍戦闘機がカリフォルニア州沖で目撃して追跡した楕円形の飛行物体も含まれていた。NYTは、この追跡時の映像(赤外線撮影)もネットで公開、パイロットらが驚きの声をあげる交信音声も入っている。同紙の取材に対し国防総省側は、計画が存在していたことを認め、12年の計画終了は「予算上の優先順位の問題」と説明している。

   同記事に登場する、調査計画の元高官ルイス・エリゾンド氏は、米CNNのインタビューにも応じた。CNN(日本語ネット版)の19日記事によると、氏は、

「私の個人的な確信として、宇宙にいるのが我々だけではない可能性を裏付ける、極めて説得力の高い証拠がある」

などと語り、航空力学の法則を無視しているとしか思えない異常な飛行物体が確認されたと明かした。

   こうした報道の概要を紹介したスッキリでは、司会の加藤浩次さんがコメンテーターに感想を聞いた。経営コンサルタントの坂口孝則さんは、「未確認飛行物体」という言葉の定義に照らし、正体なり実態なりが確認できていない、という意味では、そういう飛行物体はあるのだろう、と話した。また、かつてUFOが大きな注目を集めた時は米ソ冷戦時の潜在的な恐怖感が大きかった頃だと指摘、今はIS(イスラム国)による恐怖が広がっている現状であり、UFOがまた注目を集めることは「示唆的だ」と感想を述べた。

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