「『引退相当だったね』と後で言っても何の意味もない」
デーモン閣下が「横審はメンバーが徐々に替わっていますからね」と口を挟んだが、八代氏は「組織としてですよ。横審を個人として考えてはいけない。僕は横審という組織に対して言っている」と反論した。
また、横審がまとめた意見についても
「協会全体で暴力根絶に取り組んでいる中、また暴行を起こした責任は大きいということで、横審としては、引退したけど『懲戒解雇相当』とするとか、そこまでするなら意味がありますけど、すでに引退届を出して受理された人間に『引退相当だったね』と後で言っても何の意味もない。すごく厳しいことを言ったように見えますけど、横審たるもの本当はもっと厳しくないといけないのではないですか」
と提言した。
北村委員長の会見での説明に対しては、ツイッター上でも「何のためにあるんだこの委員会」「横審て何者という事になる」「成績だけ見て横綱決めるだけなら観に来てる客でもできるやんけ」と存在意義を問う声が続出している。
20日は横審の後で臨時理事会が開かれ、その後八角理事長が会見で関係者の処分内容を発表した。日馬富士は引退勧告相当、白鵬は2018年1月の給与全額不支給と同2月の給与50%減、鶴竜は18年1月の給与全額不支給とした。日馬富士の師匠・伊勢ヶ浜親方は理事を辞任。八角理事長自身は18年3月までの任期の報酬を全額返上。被害者である平幕・貴ノ岩の師匠で巡業部長の貴乃花親方の処分は、まだ聴取ができていないことから先送りされた。