イタリアの老舗帽子ブランド「ボルサリーノ」が2017年12月18日(現地時間)、破産手続きの申請を行ったと現地メディアが報じた。
日本国内でも衝撃が広まっており、ニュースが伝えられた19日夕夜には、「ボルサリーノ」がツイッターのトレンドワードやYahoo!リアルタイム検索の上位にランクインした。
麻生太郎副総理も愛用
ボルサリーノは1857年の創業。同名映画「ボルサリーノ」や「カサブランカ」、「インディ・ジョーンズ」シリーズで登場人物や、マイケル・ジャクソン、ジョニー・デップなどの海外セレブらが愛用していることでも知られる。
日本では麻生太郎副総理の着用が印象的だ。過去には米ウォール・ストリート・ジャーナル紙に「ギャング・スタイル」と評されたこともある。ほかにも、映画「トラック野郎・暴走一番星」(1975年)で田中邦衛さんが演じたボルサリーノ2や、漫画・アニメ「ルパン三世」の登場キャラクター・次元大介の名前を挙げる人が目立つ。
愛用者とみられる人からは、
「え、うそでしょ...今まで以上に大切に被ろう」
「Borsalino以外の帽子を買う気になれない僕はこれから一体どうしたらいいんだ。。。」
など驚きと戸惑いがツイートされている。
「ボルサリーノが粋にキメられなくなってしまう...!!!!!!」
またボルサリーノは、真島昌利さん作詞作曲で近藤真彦さんも歌った「アンダルシアに憧れて」の歌詞の一節に登場することでも有名。今回のニュースを受け、「ボルサリーノを粋にキメ」「ボルサリーノは弾け飛び、コンクリートにキスをした」という歌詞に合わせ、
「ボルサリーノが粋にキメられなくなってしまう...!!!!!!」
「ボルサリーノがコンクリートとキスをした感じだな。。。」
「『ダークなスーツには何を合わせてキメればいいの!?』と焦ってしまった」
「誰かー彼女に伝えてーくれーよー ボルサリーノが破綻したはずさー」
といった反応をする人も相次いだ。
さらに、帽子とは全く違うものを想起した人も。
「ワンピ海軍の黄猿のことかと一瞬思った」
「ワンピの本誌ネタバレかと思いましたすみません」
「黄猿が何かどーにかなったのかと思ったら帽子...笑笑笑」
と、漫画・アニメ「ワンピース」に登場するキャラクターの「黄猿」こと海軍大将・ボルサリーノを思い浮かべる人も多かったようだ。