フジテレビ系「THE MANZAI」(2017年12月17日放送)で、沖縄米軍基地や原発といった政治ネタを披露し「オトナが言うべき事を言った!」「胸がスカッとした!」などと大喝采を浴びたお笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」。
メンバーの村本大輔さん(37)のツイッターはフォロワーが2万人増えメディアの取材が押し寄せているそうだが、ある心配な事態にも陥っているという。それは基地や原発反対派が今回の漫才を活動に利用し始めたこと。村本さんはツイッターで「俺は基地反対とは言っていない」などと弁明することになった。
俺が基地反対と言ったかのように思ってる人がいる
村本さんのツイッターには「THE MANZAI」放送以降、おびただしい数の絶賛コメントが寄せられている。19日、村本さんはツイッターで、フォロワーがこの2日間で2万人増え「取材がめちゃくちゃ入ってきた」と報告した。ただし、フォロワーが増えたといってもそれはファンとアンチが半々であり、政治的なスタンスの漫才でファンになった人は何かのはずみで一瞬に強烈なアンチにもなる、とした。そして、
「基地反対も賛成も言ってないのに、おれが基地反対と言ったかのように思ってる人がいる。これがまさに強すぎる正義が思い込みを作り理解力を失わせる」
と警鐘を鳴らした。そして、漫才で伝えたかったのは、見て見ぬふりをせずに一緒に考えよう、沖縄に基地を置いてもらっているという自覚を持とう、ということだとした。今回は政治問題を取り上げたのはたまたまニュース番組を担当していたからであり、その時々によって興味は変化し、自分にとっての表現とは「不平不満のはけ口」と切り捨てた。
どうしてこのような弁明をしなければならなくなったのか。それは、漫才に対する絶賛以外に、
「被災地の復興は最優先されるべきだが、辺野古の話と同列にするものではない。問題が違うよ...」
「漫才としては一つも笑えなかった。そう言うことを喋りたいのであれば、わざわざあの場でなく討論番組にでも出れば良いのでは?」
「お笑いのネタにするべきものなのでしょうか?不謹慎だと認識出来ない人が問題提起など無理でしょ?」
といったコメントが村本さんの元に寄せられていること。そして、今回の漫才が沖縄米軍基地、原発の反対運動や、被災地に対する国の政策に抗議している人たちに利用され始めているという報告だった。
「反政府や反基地側の人達に良いように使われてしまっております」
村本さんのツイッターには、
「これをリツイートしてる人は 基地反対って騒いでた人ばかりだったりして...」
「残念ながら村本さんの思いとは裏腹に反政府や反基地側の人達に良いように使われてしまっております。そのため勘違いも起きてしまっているのでは?と思います」
「貴方を支持する連中は公安からマークされている奴らも含む。貴方に影響されて彼らのデモに参加でもして公安に名前が残りでもしたら就職などで問題になる可能性があるんです。あなた責任取れますか?いつまでも俺は素人だとか政治的な主張してないとか逃げるなよ。汚いよ。十分政治的発言だから」
といったコメントが書き込まれた。
村本さんは19日、ツイッターで、
「おれを利用して自分の気にくわない対象者を攻撃するカマ野郎が多い。おまえのけんかはおまえのお笑いに対する主義主張、おまえの責任でやれ」
と、訴えている。