「実績があるからあまり怒られないということになるんですか?」
危機管理委員会の中間報告によると、日馬富士が平幕・貴ノ岩を暴行したのは、白鵬が貴ノ岩に説教している最中だった。スマートフォンを操作しながら白鵬の話を聞いていた貴ノ岩に日馬富士が腹を立て、殴った。
こうした関係を踏まえてか、玉木氏は番組で「山崎さんに聞きたいんですけど、白鵬のほうが責任として重かったわけですよね。というと処罰も重くならないと」と質問した。山崎氏は「そういうことでしょうね」としながら、
「やはり白鵬の場合、40回優勝という実績みたいなものがかなり『買われる』と思いますので、その辺を協会がどう勘案するかですね」
と述べていた。
この見解に司会の恵俊彰さんは
「実績があるからあまり怒られないということになるんですか?」
と疑問に感じたようだった。玉木氏が「逆に実績ある大横綱だから、その責任は重くなるということも...」とこぼすと、恵さんは「それが妥当な気もします」と応じていた。
インターネット掲示板では、「実績なんて関係あるかい!」「実績があれば犯罪しても良いって言ってるのと同じだぞ」「功績大きければ何をやっても赦されるw なんだそりゃ」との声が複数見られた。
20日の臨時理事会では、貴ノ岩の師匠で巡業部長の貴乃花親方にも、暴行事件を協会に報告する義務を怠ったとして処分が下される可能性がある。ネット上では、「功績言いだしたら貴乃花も若貴時代築いたし」といった声も漏れていた。