良かれと思った夫の家事に厳しいダメ出し 嫁姑問題が現代は夫婦間で起きている

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育児中は完璧な家事から「戦略的撤退」すべし

   食器を洗った後に置く場所が違うなど、夫婦で互いの家事のやり方が違うとイライラし、家事をした夫に文句を言ってしまう人も少なくないのでは。

   水無田氏「文句を言いそうになったら、『嫁姑いびりの姑になってないかしら』って立ち止まって考えて。昔あった嫁姑問題は、今は夫婦間で起きている。家庭ごとに最適なところを見つけて、ダメ出しは『心の中の鬼姑が吠えていないか』と気を付けて」

   大豆生田氏「大事なのは寛容さ。『これをやったら妻が喜ぶかな、楽になるかな』って、夫にその思いがあるならママは譲って」

   子供に注意力を向けながら家事をしていると、中断することが多く、なかなか予定通りに進まずイライラしてしまいがちだ。

   水無田氏「子供というコントロールがきかない相手がいたら、予定通り進まなくて当たり前。何とかやっている自分をまずはほめて。子供がいたら、"丁寧な暮らし"みたいな、クリーンな家事はできない。それを責めるのではなく、あきらめるのを前提にして。今の社会はあきらめるのを学ばせてくれない。子育て中の家事は一旦ダウンシフトする。完璧を求めることからは一時戦略的に撤退するのも手。子供とのコミュニケーションが大事なら、そのぶん他の家事は省力化していいと思う。何が家族にとって一番大切か考えて、そのために家の最適な時間の配分を夫婦で話し合うのが大事」

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