「焼香の簡素化ではなく、全自動でもない」
「足腰が弱いお年寄り達にはいいと思う」「冬の斎場は寒いし、長時間座ったままも辛いだろう」などと好意的な受け止めもあった。一方で、「故人を偲ぶイメージが軽すぎる」「なんか嫌な葬式...何でもかんでも導入してほしくない」などと疑問や批判も出ていた。
レクスト・アイの荻原政雄社長は18日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。
「焼香の簡素化ではなく、全自動とも捉えていません。体が不自由で行きたくても行けなかった人の参列が可能になるということです。また、赤ちゃんが2人いて他の人に香典を頼んでいたような人や喪服がなくて困ったという人でも、利用できるようになります。喪主の方が後になって家で対応するのも大変なので、なるべく通夜や葬儀に行った方がいいということもあります」
上田南愛昇殿では、17日の夜の通夜や葬儀からドライブスルー式焼香の運用を始めた。18日正午現在では、まだ利用する人は出てないというが、荻原社長は、「12月中の利用状況を見て、改善するべきところは改善したいと考えています」と話している。