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「紫外線対策を!」と呼びかけた研究者、今は反省

   26歳で背骨を折った美穂さんもビタミンD不足が原因だ。ビタミンDは陽に当たると皮膚の中で作られる。美穂さんは結婚式で着たドレスが忘れられず、白い肌を保とうと紫外線をまったく浴びない生活を3年間続けた。

伊ノ原快彦キャスター「ビタミンDを増やすために紫外線を浴びろと言うことですか? これまでの『あさイチ』の健康コーナーでは散々、紫外線は危険だと訴えてきたではないですか?」
リポーターの佐々木彩アナ「確かにそうですが、最近は、専門家の間でも紫外線を危険視するあまり、ビタミンD不足の人を増やしすぎたと反省する動きが出ているのです」

   その1人が、国立環境研究所主席研究員の中島英彰さんだ。5年ほど前の「あさイチ」で紫外線対策を訴えた。そのことを申し訳なく思っているという。

中島さん「極端に紫外線を避ける生活を続けると、ビタミンD不足に陥る可能性があります。現在私は、ビタミンDの生成のためにはどのくらい陽に当たる必要があるのかの研究を進めています。全国10か所の地点で、季節ごとに必要な日光浴時間を研究所のホームページに公開しています。現在の12月中旬では、沖縄では30分、関東では65分、北海道では300分(5時間)陽に当たらないとビタミンDの必要量が作り出せません」
柳澤秀夫解説委員「さ、さ、300分ですか! 寒いじゃないですか(笑)。皮膚の健康は大丈夫ですか」
中島さん「紫外線量は皮膚がんを発症するリスクの3分の1です。それにカラダ全部を浴びなくても、手のひらをかざして陽に当てるだけも効果があります」
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