複数の主治医や産婦人科医から「サプリを」
私はこれまでに診てもらった複数の主治医からは、ヘモグロビン濃度の数値が下がってしまった場合、「サプリを飲んで上げるのが一番早い」と言われました。
2人の娘を妊娠していた際も、「妊婦は胎児に栄養をとられて、鉄分が不足がちになる」ということで、鉄分摂取を産婦人科医に指導されました。そのときも、自分でサプリを買って飲めばいいとの話でした。日本であれば、鉄分を多く含んだ食事をとるように言われるのではないでしょうか。ここ米国とは大違いかもしれません。
最近、日本ではヘモグロビン濃度の数値が基準値を超えていても、疲れやすいなどの症状がある「隠れ貧血」の女性が多いという記事を読みました。私がまだ日本にいた20代後半、疲れやすくて、すぐに栄養ドリンクを飲んでいました。今思うと当時は貧血の予備軍、あるいは隠れ貧血だったのかもしれません。今になって考えるのは、「疲れがとれない」「だるい」と感じた女性は、すぐにでも貧血検査を受けるとよいと思います。
●筆者プロフィル
北雨利香。南カリフォルニア在住。2児の母。40歳をこえた途端に、定期健康診断で毎回のようにひっかかり、医者にサプリを飲むよう指導される。興味のあることは美容、健康、子供の教育、米国プロスポーツ、ハリウッドゴシップ、トランプ大統領の政策。