天ぷらやみそ汁で冷え改善できる食材
日本人女性の約7割が悩むといわれる冷え性は、放置すると血流が悪くなって免疫力が低下し、動脈硬化や脳梗塞、ガンに発展するおそれもある。
東洋医学研究所付属クリニックの川嶋朗氏の研究では、体温が1度下がると免疫力が約30%ダウンするとの結果が出た。
厚着などで体を外から温めるのもよいが、体の内側から温めるのがより大切だ。
血流をよくする成分は、血管を広げる「ナイアシン」、血液をサラサラにする「βグルカン」で、この二つが豊富に含まれるのが「マイタケ」だ。1日100グラムを目安に摂るとよい。
管理栄養士の望月理恵子氏オススメのレシピが、「マイタケとミョウガのかき揚げ」だ。1人分の材料は以下の通り。
マイタケ 100グラム
ミョウガ 20グラム
タマネギ 30グラム
水・てんぷら粉・揚げ油 適量
マイタケは裂き、ミョウガとタマネギは薄切りにする。水で溶いたてんぷら粉で合わせ、180度の油で2~3分揚げれば出来上がり。βグルカンは油で調理すると吸収率が高まる。また、ミョウガの辛味成分「ミョウガジアール」も血流をよくする働きがある。
マイタケをみそ汁の具に使うのも冷え性改善に効果的だ。みそなどの発酵食品は、酵素の力で体温を上げる効果が期待できる。