「夏の感染症」が今頃流行するとは この冬は手足口病とプール熱に注意

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高熱やのどの痛み、結膜炎といった症状

   この冬は、プール熱の流行も見逃せない。第48週の定点医療機関の報告数は0.82人。この週では過去10年で最多となった。しかも5週連続で増加傾向を見せ、さらに0.8人を上回ったのは夏の第28週(7月10日~7月16日)以来となる。

   都道府県別では北海道(2.83人)、富山県(2.52人)、宮崎県(2.14人)が、定点当たり報告数が多かった。

   プール熱の正式名称は、咽頭結膜炎。アデノウイルスの感染で、高熱やのどの痛み、結膜炎といった症状を起こす。子どもに多く見られ、プールでの接触やタオルの共用で感染することがあるため、プール熱の別名がある。

   手足口病と同様、特別な治療法はない。厚生労働省によると「通常、6月ころから徐々に流行しはじめ、7~8月にピーク」となるが、先述のとおり今年は12月になって、ピーク時の夏に匹敵する感染報告数に達している。近年は秋にいったん落ち着いても冬にかけて再び感染が増える傾向が見られ、手洗いやうがいといった予防を厚労省は呼びかけている。

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