計算問題の「途中式」書いたら不正解!? 小学校の指導に「意味がわからない」

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「できるかぎり暗算をするよう教えています」

   はたして、小学生に計算の「途中式」を書かないように指導するケースはよくあるのか。大阪市内の中学受験専門塾「進学塾クレスタ」の担当者は12月14日、J-CASTニュースの取材に対し、

「確かに、計算問題で途中式を書かない子供はいます。ただ、それが学校での指導なのか、個人のやり方なのかは分かりません。ですが、私どもの塾では途中式を必ず書くように指導しています。入試の受験では、途中式への配点がある学校もありますから」

と話した。また、神奈川県内の小学校で6年生のクラスを持つ20代の男性教師も、

「途中式を書かないように、という指導は初めて聞きました。むしろ、書くように指導する教師がほとんどだと思います。カンニングの防止にもなりますし、途中式がないと本当に子供が理解できているのか分かりません」

と訴える。

   一方、途中式を書かないよう小学生に指導しているというケースもあった。東京都内の中学受験専門塾で、担当者に理由を聞くと、

「中学受験の場合は、問題を解く時間が非常に限られていますから。簡単な計算であれば、時間の効率を重視して途中式を書かず、できるかぎり暗算をするように教えています」

と説明した。ただ一方で、「小学校でこのように教えているという話は、私は聞いたことがありません」とも話していた。

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