どうして日本相撲協会の鏡山危機管理部長は連日のように暴行を受けたとされる貴ノ岩関が所属する貴乃花部屋(東京都江東区)を訪ね、チャイムを鳴らし、何の反応もないままに協会の事情聴取に応じることを求める書類をポストに投函し、帰って行くのか。しかもその時間帯は大勢のマスコミが待機していて、民放各局のワイドショーはそれを放送している。
その生放送を見たお笑い芸人のカンニング竹山さん(46)は「茶番だ!」「貴乃花部屋を潰したいのか!」と激怒した、とネットで話題になっている。
「次回からはFAXでお願いします」
鏡山部長が貴乃花部屋を訪れるのは12月5日が最初で、8日、9日、11日、13日と5回訪れている。部屋の中に人はいると思われるのだがチャイムを鳴らしても反応が無く、11日の訪問ではインターホン越しに女性の声で、
「(文書は)ポストに入れて下さい。次回からはFAXでお願いします」と言われ、玄関のドアすら開けてもらえなかった。鏡山部長がポストに投函した封筒の中には、冬巡業を休んだ貴乃花関の診断書の提出と、貴ノ岩関への事情聴取に応じるよう求める文章が入っていると見られている。
貴乃花部屋の近くには常に数十人の報道陣が集まっていて、各局の昼のワイドショーはカメラを向け、
「今日は鏡山部長は現れませんでしたね~」
などと生放送している。
13日午後2時23分頃に黒塗りの車に乗って現れた鏡山部長は、部屋のチャイムを2、3度鳴らしたものの何の反応も無かったため、封筒をポストに入れて帰った。取材陣の質問には、
「貴ノ岩の聴取をお願いしていて、(連絡が)来なかったんで再度来た。FAXというわけにはいかないので」
と答えていた。
フジテレビ系情報番組「直撃LIVEグッディ!」にコメンテーターとして出演していた竹山さんは、このライブ映像を見て怒りに顔を震わせた。