インターネット通販大手の楽天は2017年12月14日、携帯電話事業への参入を表明した。18年に総務省が受付を始める第4世代携帯電話システム(4G)の周波数を取得し、19年中のサービス開始を目指す。1500万人以上のユーザー獲得を目標としているという。
楽天は現在、NTTドコモから回線を借りて格安スマホ事業を手掛けている。総務省への申請が通れば、楽天はドコモやKDDI(au)、ソフトバンクに次いで4社目の携帯キャリア事業者となる。
発表の中で楽天は、新規子会社を設立し、銀行などから資金を調達。25年までに最大で6000億円を借り入れ、基地局設置などの設備投資を行うなど、今後の計画についても明かした。