私、運転免許の試験に「32回」落ちました――。アイドルユニット「ナナランド」メンバーの小泉留菜さん(19)が2017年12月12日、運転免許を取得したことをツイッターで報告した。
小泉さんが教習所に通い始めたのは17年4月下旬。運転の技能試験はスムーズにクリアできたが、学科試験で大きくつまずいた。教習所を卒業するまでの試験で計31回、本試験でも1回落ちたという。J-CASTニュースは、約8か月にわたる苦闘について、小泉さん本人に聞いた。
「たくさん落ちてたけど、運転は大丈夫!」
小泉さんは埼玉県出身で、中学時代の2012年からアイドル活動を開始。いくつかのグループを経て、現在は17年12月2日にお披露目公演を行ったばかりの7人組アイドル「ナナランド」のメンバーとして活動している。
そんな小泉さんは12日昼のツイートで、交付されたての運転免許証の写真をアップするとともに、
「4月から教習所に通い、第1段階の学科試験では18回落ち、第2段階の学科試験では13回落ち、先生が救いの手を差し伸べて下さり教習所を無事に卒業し、今日2回目にして運転免許を獲得できたことをご報告します」
と伝えた。
投稿にある「第1段階」「第2段階」は、教習中の効果測定(試験を受けるための模擬試験。一般に、卒業までには2回合格する必要がある)を指しているようだ。つまり、仮免試験を含む教習期間の学科試験で計31回、卒業後の本試験でも1回落ちたということだ。
小泉さんは報告ツイートに続けて、「たくさん落ちてたけど、運転は大丈夫!!!だから安心してみんなーー!!!」とも投稿。そのほか、「(教習所の)先生いなかったら絶対に無理でした、、」とも振り返っていた。
こうした小泉さんの免許取得までの「苦闘ぶり」について、グループのメンバーやファンからは「やっとだな、おめでとう」といった祝福のリプライ(返信)が相次いだ。しかし、一部のユーザーからは、
「お願いします。危ないんで公道走らないでください」
「学科だから大丈夫じゃないんだよ、学科が1番大事なんだよ」
「事故で活動休止とかほんと嫌だからね 本当に本当に本当に気をつけてね」
といった手厳しい意見も出ていた。
教習所では「1日5時間」の特別講習も...
いったい、運転免許を取得するまでにどれほど苦労したのか。小泉さんは13日夕、J-CASTニュースの取材に対し、
「私、テストとかの『ひっかけ問題』がすごく苦手で...。運転免許の試験って、そういう問題が多いじゃないですか。だから、本当に苦労しました。免許を取るまではとにかく猛勉強しましたし、楽屋でも電車でも、ヒマな時間があればずっと問題を解いていました」
と話す。学科試験に落ちたのは、教習中の効果測定も含めて30回以上。なかなか合格できない小泉さんを心配して、教習所の担当者が「1日5時間」の特別講習を行うこともあったという。
小泉さんが教習所を卒業したのは11月上旬。講習を受け始めてから約7か月後のことだった。免許を取得するための本試験を受けるにあたって、教習所の担当者からは「絶対、運転手免許の試験予備校に行った方がいい」と勧められたという。
アドバイスに従い、小泉さんは予備校に通って本試験にチャレンジ。1度は落ちたが、12月12日に受けた2度目の試験で合格。ついに運転免許証を手に入れた。ちなみに、点数は92点(合格点は90点)だったという。
なお、小泉さんの免許取得ツイートにネット上で厳しい声が出ている件については、
「なんでそんなこと言うんだろうって悲しくなりました。勉強頑張って合格したんだから、と思います。個人的には、何回も落ちただけ他の人よりもいっぱい勉強したし、知識も他の人よりあると思ってます。もちろん、運転はちゃんとできますし」
としていた。すでに、免許取得日に家族を乗せて30分ほどドライブをしたという。ちなみに、取材の終わりには「協力してくれた教習所の人に、お礼を言わなくちゃと思ってます」とも話していた。