プロ野球・埼玉西武ライオンズの新外国人に、アニメファンが色めき立っている。
どうやら「仲間意識」を強く感じたようだが、いったいなぜか。
投手王国復活なるか
西武ライオンズは2017年12月12日、来季の新戦力としてニール・ワグナー投手(33)の獲得を発表した。
米国出身のワグナーは、メジャー通算52試合に登板し2勝4敗、防御率4.92の成績を残す。今季はマイナーリーグで40試合投げ、2勝1敗3セーブだった。
西武といえば、投手の補強が急務である。17年に加入したガルセス、キャンデラリオ、ファイフの3投手は成績が振るわず退団となり、シュリッター、野上亮磨と、投手陣の屋台骨を支えた選手が流出している。
補強ポイントと合致した獲得に、ファンからの期待も大きい。
「とりあえず野上とシュリッターの穴は埋めてほしい」
「当たりますように、当たりますように......」
一方、全く畑違いの「ファン」からも、熱視線が送られている。
朗報?悲報?
「西武とWUGのコラボ待ったなし!!」
「西武にワグナーというピッチャーが入ったらしいが何故か他人の気がしない」
アニメ「Wake Up, Girls!」(略称:WUG)のファンからこんな声が漏れる。WUGのファンは、「WUGner(ワグナー)」と呼ばれており、ワグナー投手と同じ「名前」であるため、親近感を覚えるファンが少なくないようだ。
だが、親愛ムード一色ではない。WUGはこれまでにたびたび、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスとのコラボイベントを実施していたため、
「楽天じゃなくて西武がワグナー獲得とは」
「【悲報】ワグナーさん、ライバル球団の西武に入団」
といった冗談とも本気ともとれる悲鳴も飛んでいる。