ポーカーフェースでババ抜きに勝てるか
「顔面肩甲上腕型」の筋ジストロフィーを患う女性お笑いコンビ「エログロナンセンス」は、顔の筋力が弱く表情が出にくい特徴を利用し、世界ポーカー選手権大会で日本人初の優勝を果たした木原直哉さんに、ポーカーよりルールが簡単なババ抜きで勝負を挑んだ。
最初はグロさんが対決したが、結果は木原さんの圧勝。ジョーカーを持っているグロさんが、引かれたくないカードを持つ手に力が入ってしまうため、ポーカーフェースでも勝てなかったのだ。
次に対決したナツさんは見事木原さんに勝利した。夫と100戦以上練習し、癖を徹底的に修正してきたという。
「表情がない」「笑った顔がキモい」と言われるのが悩みだった二人だが、木原さんとの対決で勝ち負け以上の喜びが得られたようだ。
ナツさん「よく観察している方だから、『表情がよく出てますよ』って言っていただいて、『本当ですか!?』って。人と会うたびに表情をオーバーに作るのが癖になっていたので、木原さんみたいに見てくれる人がいるとすごくうれしい」
グロさん「コンプレックスを感じている表情じゃなくて、それ以外のところで勝負ができた。弱点が弱点じゃなくなった」