クリスマス向けに「おひとりさま用」と題したケーキをコンビニチェーン「ミニストップ」が販売することになり、ネット上で話題になっている。
余計寂しくなるのではといった声もあるのだが、J-CASTニュースではその意図を聞いた。
2つ買えば恥ずかしくない?
「Merry X'mas」。小ぶりな3号サイズのホールケーキに、こんなフレーズが書かれたモミの葉デザインのプレートが乗っている。ホイップクリームの中に、イチゴが2つ並んでおり、やはり分量は1人前だ。
ミニストップは2017年12月4日、クリスマス用の各種スイーツを翌日から順次発売すると発表した。話題の「~おひとりさま用~苺ショートケーキ」(容器込みで幅約13センチ)も、その中に含まれている。価格は、税込550円で、クリスマス前の19日から発売される予定(東北は20日から)。
この発表がいくつかのメディアで報じられると、ネット掲示板などでは、このクリスマスケーキのコンセプトに驚く声が次々に上がった。
不思議がる声も多く、「いや余計寂しいやろ」「これ買ったら店員からぼっち認定受けるのか」「購入が恥ずかしい」「ぼっちならケーキは買わないと思う」などと書き込まれている。
一方、1人でも食べられるホールケーキの発売を歓迎する声も出ており、「2つ買えば恥ずかしくないよね」などと自衛策を挙げる向きもあった。
本当に「おひとりさま用」とパッケージに掲げるのかについて、ミニストップの広報チームは12月12日、J-CASTニュースの取材にこう答えた。
「1人で楽しむことをプラスに考えて」
「『おひとりさま用』は、正式名称の一部ですので、パッケージでもシール止めにして、お客さまがすぐに分かるようにします。カップに入った1人分のケーキは、需要があって売り上げが伸びています。今回は、おひとりでもクリスマスをお楽しみいただきたいという気持ちを名前に込めました。1人で楽しむことをプラスに考えていただきたいと思っています」
「おひとりさま用」とあっても、ケーキを2つ、3つと買ってもいいとしている。
チェーン店の多くで販売予定だが、どのくらい引き合いがあるのかは、発売直前にならないと分からないという。
なお、コンビニ他社では、クリスマス向けとして、セブン‐イレブンが、おひとりでも楽しめるというクリスマススイーツ「苺と宇治抹茶のミニかまくら」などを、ローソンが、おひとり向けサイズとした「白いクリスマスツリーのケーキ」などを、それぞれ発売している。