協会は「暴行を知ったのは、鳥取県警からの電話」と主張
この11日にも相撲協会は、読売テレビ(日本テレビ系)に対し、「情報ライブ ミヤネ屋」の内容について抗議文を送ったと公表した。これもスポーツ紙各紙(ネット版)が報じ、たとえばデイリースポーツは、同日の「ミヤネ屋」の放送が始まる前の13時30分ごろに記事を配信している。
抗議の対象は、1日に放送された関係者証言の内容。貴乃花親方が、八角理事長に報告した後に警察に被害を届け出たと、「知人に話していた」という証言が放送されたが、協会では、暴行の発生を協会が知ったのは鳥取県警からの電話によってであるとして、「警察への届け出前の理事長への報告」は事実ではない、としている。
11日の「ミヤネ屋」は、いつも通り14時少し前にスタート、16時前まで約2時間にわたり放送された。やはり、日馬富士の書類送検の話題を長めに取り上げたが、協会からの抗議文には触れなかった。番組が終わる直前にも、日馬富士問題を短時間、扱ったが、抗議の話題は出なかった。
協会の抗議文に対し、両局が対応を検討中なのか、「状況が不透明な中での関係者証言の報道に対する言いがかりに過ぎない」と黙殺したのか、などについては、11日夕現在では定かではない。