相撲協会、「日馬富士問題」でワイドショーへ次々と抗議文 テレビ局の対応は?

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   日本相撲協会が、日馬富士の暴行事件に関する情報番組やワイドショー報道に対し、事実と異なる内容があるとして相次いで抗議文を送り、マスコミ各社に公表した。

   抗議文送付の発表後、初めて放送があった2番組では、相撲協会の抗議には触れなかった。

  • 日本相撲協会の抗議については触れられず(画像は日本相撲協会の公式ホームページより)
    日本相撲協会の抗議については触れられず(画像は日本相撲協会の公式ホームページより)
  • 日本相撲協会の抗議については触れられず(画像は日本相撲協会の公式ホームページより)

日馬富士の書類送検を大きく扱う

   相撲協会は2017年12月9日、「直撃LIVE グッディ!」の放送内容についてフジテレビに抗議文を送ったと明らかにした。スポーツ紙各社(ネット版)の報道などによると、協会が問題視したのは、6日に放送された、貴乃花親方の支援者と名乗る男性へのインタビュー内容。

   男性は、貴乃花親方が「だまされた」と話していたとする証言を行い、「だまされた」内容に関する推測として、協会側が暴行問題への対応を約束しながら九州場所前に対応がなかったからではないかとの見立てを披露した。これに対し、協会の抗議文では、協会側が貴乃花親方と対応の約束をし、それを協会が破ったために親方が怒っているというのは事実無根としている。速やかな謝罪、訂正も求めており、放送倫理・番組向上機構(BPO)への審議申し立ての可能性にも触れた。

   発表があった9日は土曜日。「グッディ!」の放送は月~金のため、発表後、初の放送となった11日(月曜)、日馬富士の書類送検に関する話題を長めに取り上げたが、協会の抗議文に関する話は見受けられなかった。いったん別の話題に移ったあと、時折、貴乃花部屋の前からの中継などが入ったが、やはり抗議文の話は出なかった。

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