フジテレビの三宅正治アナウンサー(55)が、急性胆管炎の治療のため休んでいたレギュラー番組に、約1か月ぶりに出演した。
「55歳の誕生日」だった2017年11月15日に体調を崩し、即入院となった。復帰第一声は、休養十分の効果か張りがあり、病気になる前と変わらない様子だった。
39度以上の高熱や黄疸、右上腹部痛といった症状
12月11日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)で、三宅アナは他の出演者と共に冒頭から登場。放送開始直後、右手を挙げて「帰って参りましたー」と高らかに復帰を宣言した。ほほからあごの辺りを触りながら「2、3キロやせたんですけど」と話すが、軽部真一アナ(55)からは「あまり変わらない」と返された。
急性胆管炎について、日本消化器病学会の「胆石症診療ガイドライン2016(改訂第2版)」で調べてみた。発生のメカニズムについて、「急性胆管炎の多くは、結石による胆管閉塞と胆汁中の細菌増殖(胆汁感染)により起こる」との説明がある。
日本肝胆膵外科学会のウェブサイトでは、39度以上の高熱や黄疸、右上腹部痛といった症状が現れるとしている。初期の治療方法は「絶食・輸液、抗菌薬投与、鎮痛薬投与で、これらに加えて胆道ドレナージが推奨されています」。胆道ドレナージとは、胆管にたまった胆汁を体外に排出させる方法で、内視鏡を用いて行われる。
三宅アナは自身の症状に詳しく触れていないが、急性胆管炎は強烈な痛みを伴うと話していた芸能人がいる。9月に同じ病気で入院した、お笑い芸人の出川哲朗さん(53)だ。9月10日付のブログで入院を明かした際に「とにかくめちゃめちゃ痛い」と漏らしていた。
「何も変わっていない感じ」
9月14日付の「デイリースポーツ」(電子版)によると、出川さんは9月6日~14日の期間、入院した。関係者による、「体重を測ってないので正確には分かりませんが、まったくやせてはいません」とのコメントを載せている。治療の最初は絶食や輸液が基本だが、出川さんにとっては「減量効果」はなかったようだ。とは言え、その後無事に仕事に復帰し、ハードなロケをこなす日々に戻った。当然だが今回は、病気が治ったことの方が「やせる」よりも大切だ。
三宅アナの場合、出川さんよりも休養期間は長かったが、外見上は病気の前と比べてげっそりやせたような大きな変化は起きていない印象だ。番組のツイッターには、「三宅さん、お帰りなさい」の書き込みが続々と寄せられたほか、「何も変わっていない感じ」「元気そうなお顔を拝見できて良かったです」との投稿もあった。