キングカズに「おやめなさい!」と引退勧告をした過去
ネット上では張本さんの発言の真意について様々な詮索が行われていて、中には張本さんに賛同する人もいないわけではない。掲示板には、
「黒田みたいに契約延長してくれと言われ戻るのと、首になって戻るのとでは違うからなぁ。イチローはレジェンドだしWBCでも頑張ってくれたけど、NPBで通用しなくて叩れるの見たくないわ」
「ハリーはイチローにはもう日本球界で3割打つ力はないと思ってんだろ。そしてそんな人間が日本球界に復帰すれば、聖域確定で日本球界にも悪影響」
「アレだけメジャーリーグに拘ったんだから、契約出来なければそのまま引退しとけ見苦しい」
などといったことが掲示板に書き込まれている。
張本さんの今回の発言で思い出されるのが15年4月12日放送の同番組だ。「キングカズ」ことサッカーの三浦知良選手(50)に対し、「もうおやめなさい」と引退勧告をした。スポーツマンとしてはもう魅力がなくなっているとし、所属チームはJ2リーグで戦っている。J2は野球で言えば2軍だから話題性がない。いつまでもしがみつかずに若い選手に席をゆずり指導者になるべきだ、とした。この時も大バッシングとなり、張本さんは翌週の19日放送でこんな弁明をした。三浦選手と野球界の大スターの長嶋茂雄氏が重なって見えていて、晩年の長嶋さんに「もういいでしょう!」と進言したことがある。つまりは晩節を汚してほしくないという思いがあったということだった。三浦さんについては、引退は自分が決めること、と考えを改め、
「不満だけども最後まで応援しますよ」
と、引退勧告を引っ込めた。