東京2020組織委員会は、2017年12月7日、東京オリンピック・パラリンピックのマスコットキャラクターの最終候補3案を発表した。
いずれも一般からの公募作品だが、ツイッターなどSNSでは、これら3案はいずれもポケモン、手塚治虫、妖怪ウォッチなど、既存のキャラクターを想起させるという感想が数多く投稿されている。
2042件から選ばれた最終候補3案
7回のマスコット審査会を経てしぼりこまれた最終候補3案は、一般から応募された2042件の中から選出されたものだ。委員会の4日の発表によると、「作者から提出された制作プロセスのエビデンスから作品がオリジナルで創作されたものであることを確認したうえで、商標・意匠調査が問題なく完了した」作品であるという。
委員会のサイトの解説によると、「ア」案のオリンピックマスコットは「伝統の市松模様と近未来的な世界観」を、パラリンピックマスコットは「市松模様と桜」をイメージしているという。
続く「イ」は、オリンピックマスコットが炎や「福を呼ぶ招き猫や神社のキツネ」、パラリンピックマスコットが風と空、そして「神社の守り神である狛犬」をモデルとしているという。
最後の「ウ」は、オリンピックマスコットが「キツネに日本古来の勾玉を組み合わせて」、パラリンピックマスコットが「日本古来の化けるタヌキ」がデザインの元となっているという。