「才能がありあまってますね」「世界はその男を鬼才と呼ぶべきなのです」――。
ミュージシャン・川谷絵音さん(29)が自己紹介しただけで、こんな賞賛の声が多数寄せられている。いったい、なぜだろう。
やりたいことをやってるだけ
「改めて自己紹介しておくとindigo la End、ゲスの極み乙女。のボーカルギター兼作詞作曲、DADARAYの作詞作曲プロデュース、ジェニーハイのギター兼作詞作曲、学生気分の作詞作曲を担当している川谷絵音です。肩書き多いわい!」
川谷さんが2017年12月6日、自身のツイッターで改めて現在の活動を報告した。川谷さんと言えば、4人組ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカルという印象が強いが、並行して複数の音楽活動に取り組んでいる。
ロックバンド「indigo la End(インディゴ ラ エンド)」は、川谷さんが東京農工大在学中の2010年に結成された、原点ともいえるバンドだ。ロックバンド「DADARAY(ダダレイ)」、同「ジェニーハイ」、ボカロPユニット「学生気分」はいずれも17年に立ち上がった。
計5つの音楽グループに携わっているだけでも目を見張るが、プロジェクト単位では「8個」も抱えている(「週刊朝日」(17年8月11日号)のインタビュー当時)。
「1個のプロジェクトにあまり時間をかけないんで、1個とか2個だと時間が余るから、どんどん増えていっちゃうだけで。僕、ほんとにやりたいことをやってるだけなんで」(前述のインタビュー記事)
「思い描くことをどんどん形にしてる えのんさん、尊敬します」
その多才ぶりも川谷さんの魅力の1つのようで、ツイートのリプライ(返信)欄では、
「思い描くことをどんどん形にしてる えのんさん、尊敬します」
「改めて最高の音楽家!」
とファンが脱帽している。「よくそんだけ同時進行できますよね。どうやったら色んなこと同時進行できるのかの本出してほしいわ(笑)」とノウハウ本の出版を望む声も。
一方、多忙な日々が予想されることから、
「背負いすぎですよね?眠る時間あります?」
「過労で倒れないようご自愛ください......」
と体調面を危惧する声も少なくない。