殴っても「割れ易いビール瓶」売れ行き堅調? 日馬富士問題で忘年会の一芸用か、メーカーに聞いた

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「割れるビール瓶」の需要は...?

   とはいえ、本物のビール瓶で殴打してしまえば、当然ながら大惨事になりかねない。

   サスペンスドラマなどではビール瓶で頭部を殴打するシーンがあるが、その際には頭に当たると粉々に割れる材質の瓶を用いている。

   そうした「割れるビール瓶」などを製造するラックスエンタープライズ(埼玉県川口市)に、需要の動きなどを聞いてみた。

   担当者はこう話す。

「日馬富士の問題が出た時には毎日のようにお問い合わせをいただきまして、例年の倍くらいだったと思います。お問い合わせから購入に至ったお客様もいらっしゃいましたね」

在庫があるかどうかや、殴打しても本当に大丈夫なのか、といった内容が多かったという。割れるビール瓶の材質は飴細工だというが、割れた時に鋭利にならないような薬品を入れて粉々に割れるようにしているという。

「テレビ番組の撮影時に用いるものが主ですので、撮影関連の方々からの発注が不定期にあるのですが、例年、忘年会のシーズンになると個人のお客様でもサプライズ目的で買われる方もいらっしゃいます」

と語った。同社は小売店に一切卸していないというが、1本から受注を受け付けている。金型を作るのにコストがかかるといい、価格は1本9720円(税込)だ。

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