家族からの言葉も男性ホルモンを左右する
更年期障害とうつ病を見分けるには、「ほてりや発汗があるかどうか」が一つのポイントとなる。ただ、うつ病を患っても男性ホルモンが低下するので、この症状だけで判断するのは難しい。更年期を疑ったら泌尿器科を受診しよう。すべての泌尿器科で更年期を専門にしているとは限らないので、前もってインターネットなどで更年期を扱っている病院を調べておくとよい。
男性ホルモン補充には注射のほか、薬局で売られている男性ホルモン軟こうも効果的だ。ホルモン補充の副作用には多血症、前立腺疾患の悪化があり、前立腺がんや重度の肝機能障害、腎機能障害を患っている人には禁忌となる。
とろろ以外にも、タマネギや貝のカキも男性ホルモンアップが期待できる食材だ。
運動はチームプレーの競技がベスト。「社会性ホルモン」とも呼ばれるテストステロンが、競争心、協調性によってアップする。
達成感、満足感を得るとテストステロンが増えるので、家族がほめるのも大切だ。くれぐれも、「なまけないで」「男なら頑張れ」など、否定的な言葉はかけないように。