『未来の年表』や『新聞記者』がヒット 出版界、2017年は「記者本」の当たり年

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読売記者が朝日から出版

   このほか目立つところでは、読売新聞の医療記者、高梨ゆき子さんが8月に『大学病院の奈落』(講談社)を出版した。15年度の新聞協会賞を受賞した「群馬大学病院での腹腔鏡手術」取材班のリーダーだった高梨さんが改めて白い巨塔の闇に迫った。長年「編集手帳」を担当し、名文記者として知られるコラムニスト竹内政明さんは、年頭に池上彰さんと共著で『書く力』を朝日新聞出版から出して話題になった。

   日経新聞では滝田洋一編集委員が8月に『今そこにあるバブル』(日本経済新聞出版社)。共同通信では石山永一郎編集委員が編者となって8月に『写真で見る日めくり日米開戦・終戦』(文春新書)を出したほか、硬派のエース軍司泰史編集委員も12月、『スノーデンが語る「共謀罪」後の日本』(岩波書店)を出版、世界的視野で「知る権利の今」をとらえ直す。

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