人気リゾート施設の宿泊券、国産うなぎの「特大」蒲焼、黒毛和牛のステーキ肉に日本酒の飲み比べセット――。こんな目もくらむような豪華な品々が、「実質無料」で手に入るサービスがあること、ご存じだろうか。
「ふるさと納税」のことだ。好きな自治体に寄附をすると、特産品や地元企業の製品などの返礼品を貰える制度。自治体への寄附金は、翌年の所得税と住民税の控除対象となるため「節税にもなる!」として注目を集めている。
ただ、ふるさと納税での控除額は「年間の合計寄附額のうち2000円を超える部分」と定められている。つまり、最低でも2000円の自己負担が存在するのだ。それでは、冒頭で伝えた「実質無料」とは、一体どういう意味なのか。
実は、楽天が運営するポータルサイト「楽天ふるさと納税」を利用すれば、自己負担額の2000円が、寄附金の支払い時に還元される「楽天スーパーポイント」で相殺される場合があるのだ。
どうすれば「実質無料」になるのか
まず気になるのは、実質負担額ゼロで利用できる「楽天ふるさと納税」では、どんな返礼品が貰えるのかという点だろう。
実際に記者がサイトを見ていくと、そのラインナップは驚くほど豊富。ビールやお米など普段使いする食品が定期的に届くコースもあれば、カニやステーキ肉、旅行券など豪勢な返礼品が貰えるものも。
ほかにも、インテリアやキッチン用品など返礼品の選択肢はさまざま。各自治体ならではの特産物を手に入れて豪勢な食事を楽しんだり、便利な日用品を貰ってより「お得な生活」を送ったり――など、個人の希望に合わせた利用法を選ぶことができる。
左上:「北海道海鮮紀行いくら(醤油味)【1kg】」(北海道白糠町)右上:「あまおう(280g×4パック)」(福岡県古賀市)左下:「よなよなエール 定期便」(大阪府泉佐野市) 右下:宮崎牛ロースステーキ(宮崎県都農町)
こうした豪華な返礼品を「実質無料」で貰うためには、どうすればいいのか。実は、「楽天ふるさと納税」では、その方法は非常に簡単だ。楽天が提供する「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」を自分に合った形で利用すればいいのだ。
例えば、ふるさと納税制度で一般に使われる「寄附上限額」(※)が「5万円」だった場合。このケースでは、楽天カードを使って寄附の支払いをするだけで、ポイント還元率が4%となるため、いつでも自己負担額の2000円分を相殺することができるのだ。
(※年収や家族構成に応じた税の控除分を計算したうえで、自己負担額が最低の「2000円」となる寄附額の上限のこと)
そのため、SPUのシステムをうまく利用すれば、条件によっては逆に自己負担額の2000円を上回るポイントを入手することも可能だ。また、「寄附上限額」が5万円に届かない場合でも、SPUの条件を満たしてポイントの還元率を増やせば、実質負担額を減らすことができる。
楽天スーパーポイントプログラムの条件。最大で8%のポイント還元を受けられる(画像は楽天公式サイトより)
つまりは、「楽天ふるさと納税」であれば、豪華な返礼品を「実質無料」で貰いつつ、逆に負担額よりも多くの「ポイント」を入手できる場合さえあるのだ。さらに、期間限定のポイントアップキャンペーンを利用すれば、より多くの還元ポイントを得ることもできる。