解約手数料は「4万6440円」に減額も...
「さすがに高額すぎるのではないか」。そう考えた男性は、外部の消費者向け窓口に電話で相談した。担当者は、男性が契約を結んだPCデポ店舗にも連絡した上で、男性には店舗側と直接交渉することを勧めたという。
そして男性は11月5日、店舗を訪れて店長と解約手数料の金額について話し合いを行った。その場では、店長だけでなく本社の経理担当者とも電話で交渉したという。男性によれば、店舗に居た時間は3時間以上だったという。
こうした話し合いの結果、PCデポ側から提案されたのは、男性がパソコン、スマートフォン、中継器を引き渡すことで、解約手数料を4万6440円とすることだった。しかし、男性はJ-CASTニュースの取材に対し、
「なぜ、手数料が4万6440円になったのかは今でもよく分かりません。私は何度も尋ねたのですが、納得できるような説明はありませんでした」
と訴える。
しかし、拘束時間が長かったこともあり、男性はこの提案に応じた。ただ、この時は現金の持ち合わせがなかったため「一度家に戻りたい」と店長に提案したが、それは拒否され、その場での支払いを求められた。結果として、手数料は店頭でクレジットカードで支払い、パソコンなどの機器も全て渡したという。
こうしたPCデポ側の対応について、男性は取材に「不満は大きいです」。その上で、
「解約金が高すぎると思いますし、店舗スタッフにいくら金額の根拠などを尋ねても、一向に納得できる説明はありませんでした。そもそも、契約時に店舗側から高額な解約金が発生するという説明を受けた覚えがありません。メリットばかりを話していたような記憶があります」
と訴える。