「お客様の中にお医者様は...」  宇多田ヒカル遭遇「ドクターコール」の現実は?

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   歌手の宇多田ヒカルさん(34)が半月ぶりにツイッターを投稿した。その内容が「勇気ある行動」「かっこよすぎ」「私も医者になろうかな」などと大きな話題になり、「いいね」が2017年12月6日午後3時半の時点で2万8000を超えた。

   ツイッターの内容はフライト中の飛行機内で乗客が気絶し、「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!」というドクターコールを受け、女性の医師が気絶した乗客の元に向かった、という内容だ。一方でこのツイートから「医師の対応はこれでいいのか?」といった、ちょっとした議論に発展することになった。

  • 宇多田さんのツイッターより
    宇多田さんのツイッターより
  • 宇多田さんのツイッターより

「私のすぐ後ろの席の女性が医者で...」

   宇多田さんは17年12月6日、飛行機の機内アナウンスで「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか!」という場面に初めて遭遇した、とし、

「私のすぐ後ろの席の女性が医者で、クルーに案内されて気絶した乗客の元へ向かう後ろ姿がすごくカッコよく見えた」

とツイートした。これが大きな話題となり、宇多田さんのツイッターにはこの日の午後3時半までに、

「それはカッコ良すぎる」
「ドラマみたいですね」
「自分は飛行機ではなく、電車内で何年か前に遭遇しました その時、お医者様って凄いと感じました」

など400近いコメントが寄せられている。一方で、こんなコメントもあった。

「何かあった時に医療訴訟される可能性があるので、飛行機に乗っていても名乗らないって話を聞いてことがある」

   この話題を扱ったまとめサイトの掲示板にも、

「これ、医者は名乗り出ない方がええんやで」
「身内じゃなけりゃ基本無視だね。診察してもあのとき助からなかったのはお前のせいだって言われた同僚いたし」
「かっけぇけど医者の本音見ると、名乗りあげるリスクが高すぎて今後は辞めておいたほうがいいと思う」

などが書き込まれている。

   というのも緊急の場合は医療設備や薬が十分に無い状況で初見の患者を診ることになる。にもかかわらず場合によっては、医療ミスとして訴訟を起こされ莫大な慰謝料を請求される可能性があるからだ。実際、JR東日本が医療設備を車両に搭載すると発表をした時に、ちょっとした騒動もあった。

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