2016年のNHK紅白歌合戦ではAKB48グループの出場者を視聴者の投票で決めたのに続いて、17年は披露する楽曲を投票で決めることになった。主要メンバーは自らの代表曲をツイッターでアピールするなど、早くも色めきだっている。
17年の紅白は、17年いっぱいで卒業を表明している「まゆゆ」こと渡辺麻友さん(23)にとって最後のステージでもあり、渡辺さん関連の楽曲に注目が集まる可能性もある。一方で、ファン以外の視聴者もウェブサイトを通じて投票できるため、一般的に知名度が高い楽曲が上位にランクインする可能性もある。どういった楽曲に投票が集まりそうか、動向を探った。
まゆゆは紅白でも「マイク置く」のか
企画は17年12月4日、NHKがウェブサイトで発表した。AKBのシングル表題曲50曲とNHKにゆかりの深い3曲を加えた53曲が投票の対象で、ウェブサイトから投票する。投票は12月30日正午に締め切られ、上位3曲が本番で披露される。
渡辺さんは12月5日夕方時点ではツイッターで投票について言及していない。ただ、ファンとしては渡辺さんの花道を飾るべく、渡辺さんがセンターを務めた楽曲に集中的に投票する可能性もある。例えば最新曲「11月のアンクレット」(2017年)では、最後に渡辺さんがステージにマイクを置く演出がある。山口百恵さん(58)の引退公演ばりの演出を紅白で見たいと思うファンも多そうだ。14年の選抜総選挙で渡辺さんが1位を獲得し、センターを勝ち取った「心のプラカード」(2014年)や、宮脇咲良さん(19)とダブルセンターを務めた「希望的リフレイン」(2014年)にも支持が集まりそうだ。
宮脇さんは
「私は、まゆさんと卒業前に隣で歌いたい!という気持ちで『希望的リフレイン』に投票しました」
とツイート。投票を直接的に呼びかけているわけではないが、ファンは推しメンの意向を「忖度」しそうだ。