「第68回NHK紅白歌合戦」で、AKB48のパフォーマンス曲を視聴者投票で決定することが、番組公式サイトで2017年12月4日発表された。紅白史上初の試みとなる。
出場メンバー48人を視聴者投票で決めた2016年に続き、挑戦的な企画にネット上を中心に盛り上がりを見せている。
「#ほねほねワルツを紅白で聞きたい」
候補曲は、AKB48のメジャー・シングル50枚の表題曲と、NHKにゆかりの深い3曲を加えた計53曲。上位3曲の結果は紅白の生放送中に発表され、選ばれた3曲で「AKB48紅白スペシャルメドレー」を披露する。投票できるのは紅白公式サイトから1曲のみで、30日12時まで受け付けている。
紅白選抜メンバーとして、HKT48の指原莉乃さん(25)やNMB48の山本彩さん(24)、年内でグループを卒業する渡辺麻友さん(23)ら48人も併せて発表された。それぞれSNSを通じて投票を呼び掛けており、指原さんは「恋するフォーチュンクッキー」、山本さんは「365日の紙飛行機」と自身がセンターを務めた曲を推す動きもある。
そうしたなか、ネット上で盛り上がりを見せているのが「ほねほねワルツ」。2006~07年にかけて、NHK教育の子供向け番組「からだであそぼ」で歌われた曲だ。当時歌っていたメンバーの板野友美さん、奥真奈美さん、小野恵令奈さん、増山加弥乃さんが卒業してしまっているが、「是非紅白で!」と現メンバーでのパフォーマンスを希望する声があがっている。
ツイッターでは「ほねほねワルツ」投票の呼びかけがされており、
「紅白でほねほねワルツ歌ったらおもしろい!!!!」
「全員でほねほねワルツに投票するしかない」
「ネット民の出番だぞ!ほねほねワルツ一択だろ!」
「大晦日に推しの全身タイツが見られるかも?!」
と話題沸騰。4日にはツイッターのトレンドワード、5日にはYahoo!リアルタイム検索にランクインした。「#ほねほねワルツを紅白で聞きたい」というハッシュタグまでつくられている。
この候補曲にはメンバーも驚いたようで、AKB48の大西桃香さん(20)は動画配信サービス「SHOWROOM」で、
「シュールすぎませんか?48人でほねほねワルツ。あれはヤバいですね。あれはちょっと...怖いですね...年末に」
と言及。自身もAKB48加入前から曲を知っており、ファン層以外にも知名度があることから、「やる可能性は十分ありますよね」とコメントした。